ボクサーとセコンド

AIの話ばっかりですが笑 今のAI、本当にとんでもなく賢いですよね。

IQで言えば人類の上位1~2パーセント、みたいな話が普通に出てくる。正直、私より明らかに、圧倒的に賢い。そういう存在が、24時間動いてくれるわけです。

だからこそ最近ずっと考えているのが、「AIにどれだけ暴れてもらえるか?」ということ。

WordPressをやめた話や、会社を作り直している話を書きました。これらは結局、人間が細かく指示を出すより、AIが自由に動ける環境を作ったほうが、はるかに良いものが速くできる。この数週間で、その実体験から感じていることです。

なので当社は『AIが主、人間が従』くらいの感覚で動いています。

ただ、この「主従」という言い方が、どうもしっくりこなかったんですよね。

というのも、ここぞという時は、やっぱり人間が決めているんです。本当に重要な意思決定とか、AIがその時に気づけなかったことを「いや、それは違う」と補足するとか。そういう場面は普通にある。

じゃあ「めちゃくちゃできる社員がいて、普段はその社員を煽てて仕事してもらっているんだけど、要所要所で射抜くアドバイスをする、普段はやる気のない上司」みたいな感じかな?とも思ったんですが、これも違う。やる気がないわけではないし、人間が従っているわけでもない。

そのことをAIと壁打ちしていたら、返ってきたのが【ボクサーとセコンド】でした。

リングで暴れるのはボクサー。セコンドはロープの外にいて、試合中は口を出さない。ルールでそうなっている。

これ、めちゃくちゃしっくりきました。上下の話ではなく、立ち位置の話だったんですね。

そして、この表現で一番示唆的だと思ったのが、「セコンドは、やり方がわかっていてもリングに上がらない」ということです。

AIを使っていると、動きが悪いときに「自分でやったほうが早い」「これくらい自分でできる」と思う瞬間が、正直けっこうあります。実際、できてしまうことも多い。

でも、そこで手を出した瞬間に、AIが暴れる環境は壊れる。ボクサーの代わりにセコンドが殴りに行ったら、それはもう試合じゃないですよね笑

だから、動きが悪いときこそ、あえて任せる。口を出すのはラウンドの合間だけ、と決めておく。当社ではそれが、AIが作った変更を人間が承認する瞬間にあたります。

「自分でやったほうが早い」と思ったときに、ロープの外に踏みとどまれるか。AIに暴れてもらえる会社になれるかどうかは、意外とそこで決まる気がしています。

ご覧いただき、ありがとうございました。

他の記事はこちらからどうぞ。

社長ブログの一覧に戻る